昨今の運送情勢に鑑みウン千円の物品に数千円の運賃は如何なものか・
そこで、今回はPioneer PAX -20F用に・・バッフル以外はご自分でDIYしましょう。

＜概要＞
１．大きな箱なら木口接続で造れば簡単です。そしてDIY-Audioを楽しみましょう。
難問は「バッフル」、その提供で後は地元で入手、ご自分で簡単に造れます。
２．バッフルは前面からビス止め。だから格好を気にする方がご遠慮下さい。
３．バッフル以外の部材はカット図面を提供、そこには製作のノウ・ハウが有ります。
お近くのH/Cで部材購入～カット。そのポイントを教えます。

＜仕様＞
・ MFGさん記載の箱に準拠（PAX-20F）したバッフルです。（若干寸法は異なります）
材質；24mm厚さ針葉樹合板 表面研磨（#120ŀ）、
塗装；サンディングシーラー多重刷毛塗り後#320研磨、クリアーラッカースプレー。
開口；φ174 裏付けですから前15度テーパ+6Ｒ加工してあります。
ダクト； 白コート・パーチクル板カット部材を添付します。現地組み立て接着して下さい。

・ 箱部材は24mm厚さの針葉樹合板を希望します。（サネではなくヒラ）写真７
もし、木目、節目を気にしないなら３×６定尺板2枚（約￥12000+カット料￥1000）
板目選定なら、その２倍、即ち約４枚（約￥24000+カット料3～4倍）必要になります。

・ 24mm厚さのランバーコアー材なら４×８定尺板１枚で済みます。写真８
この場合、約￥8500+カット料￥1100です。（同一寸法の連続カットが重要です）

・ 提供図面のように組んで下さい。（釘、ネイル、木ネジ等）+接着剤を併用して下さい。
・ 提供バッフルを、その前面からビス打ちします。（ダクトポートは事前に組付接着）
最初からバッフルに底板、側面、上面、側面の順にバッフル基準に組むと簡単です。
・ 組み立ての参考となる図や写真、垂直孔開け板を追って添付します。

この方法なら発送は宅配便（個人宅）対応の 140サイズで済みます。
因みに24mm厚さの針葉樹合板３×６定尺は約24Kgだから、宅配便は無理（高価運賃）。

＜蛇足ですが＞
バッフルに底板か側面板だけを付け、ＳＰを組み込み ・ ・ 聴く ・ ・ ・写真のように。
そして、予算が出次第、追加していきます。こういった楽しみも結構いいものです。
十数年前、自分の３×６板の箱も半年かけて、聴きながら組みました。

（2022年 5月 14日 19時 53分 追加）
＜一部訂正＞写真7の図中の上下、側面カット図が間違って旧い図が入っています。正式な図面を添付します。但し、難しいカットで、背面板左右板目が縦、横と異なります。又、上下、底板の板目も90度方向が異なります。板目を揃えるなら多分、全部で５～６枚の３×６板が必要になります。