小栗美二 油彩画 ◯作品の内容：油彩。サインあり。額なし。詳細は画像を確認願います。 ◯サイズ：額…絵…30×41㎝ ○説明：戦前から画家、映画・演劇の美術装置家、タイポグラフィ作家として活躍した小栗美二のかなり珍しい油彩画です。映画・演劇界では輝かしい実績を残した人物ですが、画家としての仕事は未だあきらかになっておりません。ただ、作品を見てもわかるように実力はたしかだったようです。小栗の油彩画はほとんど目にすることはないようで、とても希少な作品です。 ◯状態：古い物なので、経年の劣化やヨゴレがあります。画像で状態を確認ください。 ◯作家略歴： 小栗美二 （おぐり よしじ 1903～1969年） 画家。映画・演劇の美術装置家。タイポグラフィ作家。中学時代に黒田清輝のアトリエに入り、のちに東京美校の岡田三郎助の教室で学ぶようになってから、絵画の道へ入ることになる。日活京都撮影所美術部長、京都市立美術大学（現在の京都市立芸術大学）教授を歴任した。サイレント映画時代の字幕に独特のタイポグラフィを残し、溝口健二の映画に多くクレジットされ、のちに溝口の『折鶴お千』等では美術装置をデザインし美術家としても参加している。 1944年ころには満州に渡り、満州映画協会にも関わっていた。 終戦後は、1950年に設立された新制大学の京都市立美術大学（現在の京都市立芸術大学）の教授に就任した。1969年、京都 太秦にて死去。歴史家の奈良本辰也、小説家の円地文子らとの交遊が彼らの文章に記されている。